シンガポールに行った気分になれる! ~クレイジー・リッチ~
スラマッ トゥンガ ハリ!(シンガポール語でこんにちは)
金曜の夜、仕事後に脇目も触れず、一人暮らしのアパートに直帰し、週末のささやかな楽しみストロングゼロ(アルコール度数は高ければ高いほど尚、良し)とポテチでは飽き足らず、ビールにも手を伸ばし、グビグビいっています。
買いだめしないようにしているお酒がさっそく切れてしまい、明日の晩用のために明日は嫌でもコンビニにくらいには出かけないといけないぞ、と覚悟の上で最後の一本を飲み干すところです、つきよです^-^;
さてさて、ぶっちゃけ、仕事もそんなには休めないしー、お金もないしー、体力も正直、限界あるしー、行きたくてもそんなに海外旅行には行けないアラフォーの皆さま!(泣)
そんな貴方さまは、普段のささやかな楽しみとしてブログを見たり、映画を見て、旅行気分を味わっているのではないかと思います(勝手に仲間にする)
そこで、ちょっとしたシリーズとして、旅行に行った気分になれる映画を、ここで皆さんと共有したいと思います^-^
まず第一弾のおススメ!!!
シンガポールに行った気分になれる映画が、そう!
「クレイジー・リッチ」
作品のあらすじはこちら!!!
レイチェル・チュウは中国系アメリカ人で、生粋のニューヨーカーであり、全米トップクラスの私立大学、ニューヨーク大学で経済学科の教授として教鞭を執っていた。ある日、レイチェルは恋人のニック・ヤンと一緒にシンガポールへ行くことになった。ニックの親友の結婚式に出席するためである。
ジョン・F・ケネディ国際空港に到着した時点でレイチェルは、ニックが想像以上に裕福な家の生まれであったことを知って驚愕し、シンガポールに着いた時にそれは確信に変わった。当然、御曹司のニックを狙う女性は山のようにおり、レイチェルは彼女たちの羨望と嫉妬を一身に浴びせられることとなった。
また、ニックの母親、エレノアはレイチェルを「アメリカ人」と露骨に見下す態度をとってきたため、レイチェルはその対応にも苦慮することになった。
シンガポールに住むアジアのセレブリティたちの生活を目の当たりにし、セレブリティではない上、アジア系であるがまず「アメリカ人」であるレイチェルの価値観は大いに揺さぶられた。「自分とニックがこれから上手くやっていけるのか」と自問するようになった。しかし、華やかに見えたセレブリティの世界にも、ある暗い秘密が隠されていた。 (出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia))
そう!これぞ、まさに王道のシンデレラ・ストーリー!
オチは分かっている!
そう来るんでしょ!
視聴者をなめんなよ!
って言いたくなるけど、つい見ちゃう。
はいはい、皆さん、こういうの好きなんでしょって見透かされているとは分かっちゃあいるけど止められない。
悔しいけど、楽しい!
テンションあがっちゃう!
それが我らのシンデレラ映画。
そんな一本がこちら。
旅する映画として、シンガポールの有名どころの世界三大がっかり三銃士の1人として名高い、
「マー(多分、二日酔いで大変という意味)・ライオン様」や「マリーナ・ベイ」の屋上プール、活気ある屋台や強大な人口ツリーが並ぶ「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」などが出てきて、一緒に旅行をしている気分に(しかも金持ち設定)。
面白いのは同じアジア人と言ってもひとくくりには出来ない、
それぞれアイデンティティは違うんだということを軽やかに演出しているところ。
主人公は、アジア系だけど、アメリカで生まれ育ち、シングルマザーに献身的に育てられて大学教授にまで上りつめたキャリア・ウーマン!
アジアで生まれ育った人=貧しい
という偏見がある。
アメリカに住んでいる自負がある。
そして家のことを秘密にしている彼氏のことも
「アジアから来ている=貧しいのを恥ずかしいから秘密にしているに違いない」、
と思っている。
しかし、行ってみると、あ~ら、びっくり!
見たこともないくらいの超スーパお金持ち!
中国って、これがステイタスなんでしょ、と外国から見たステレオタイプで決め付けて赤いドレスを着て行き、逆に大恥をかく。
そして姑は典型的なアジア人らしく「家族第一主義」の超スーパー保守的マザー!
あんたみたいなのは家族の仲間に入れないよと、鼻で笑って、吹き飛ばそうとする。
さて、宣戦布告をされた主人公はどうするのか。
自分の人生を捨てて彼を取るか、自分の人生を取るのか。
たぶん、ざっくり言えば、そんなお話。
個人的には、
主人公がザ・アジア人で、「胸がなくて可哀想ですわねー」とタカビー金持ち女に高笑いをされて陰口を叩かれるところには、がぜん親近感がわく(後輩ぽっちゃり男子に自分よりも胸がないと憐れまれたのは、つい半年前。。。泣)。
そして、注目すべきは、主人公の親友として登場する成金家族。
これぞ悪趣味!なギンギラギンな家に住んで、ハデハデな洋服を着ている。
「アメリカにはひもじい人がたくさん住んでいるんだよ」と諭して子どもにご飯を食べさせようとする成金パパ。
今でのステレオタイプとは真逆だから、ついクスリと笑ってしまう。
そして、ちょい痛快に感じる。
でもこの家族は人間臭くて人情味にあふれていて、主人公を全面的に助けてくれる。
この家族のお父さんが、かの有名な「ハングオーバー」のチンピラ役の「ケン・チョン」!(車の後部座席から全裸で登場したチンピラと言えば分かってもらえるでしょうか?)
私、この人、大好きーーーー
ネットフリックスでスタンダップ・コメディをしているのも見れるよー!!!
配給元はハリウッド天下の、ワーナーブラザーズ!
アメリカ映画なのに、アジア人軽視がまだ残っていると言わざるを得ない白人社会に「アジア人の財力なめんなよ!」とケンカを売りながらも、ハリウッドの伝統に乗っ取り、軽やかにロマ・コメ(ロマンンチック・コメディ)を昇華させて作り上げたハッピーな世界観をぜひ堪能あれ!
もちろん、シンガポールのラグジュアリーな町並みも!!!
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
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